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無題
しんたろー 麻衣さん、可愛いです~!っていうか、「デイヴィス夫人」の位置にいるのは自分かも、なんて発想は無いのですね!しかし博士、子供相手に大人気ない・・・というかもちっと優しく・・・いつもこんなんだったら怖いなぁ・・・。次回楽しみにしております~!
陽って…なんだろ
BlogPetのはる 陽って…なんだろう…?
しんたろー 麻衣さん、可愛いです~!っていうか、「デイヴィス夫人」の位置にいるのは自分かも、なんて発想は無いのですね!しかし博士、子供相手に大人気ない・・・というかもちっと優しく・・・いつもこんなんだったら怖いなぁ・・・。次回楽しみにしております~!
陽って…なんだろ
BlogPetのはる 陽って…なんだろう…?
6月ですね。
今の仕事、月初めがめちゃくちゃ忙しいと聞いております。
どんな風になるか現時点で予想不可。
更新できなくなりそうなんで、本日3をUPしました。
余裕あればいいなぁ。
では『陽だまりの唄3』を読んでください。
今の仕事、月初めがめちゃくちゃ忙しいと聞いております。
どんな風になるか現時点で予想不可。
更新できなくなりそうなんで、本日3をUPしました。
余裕あればいいなぁ。
では『陽だまりの唄3』を読んでください。
陽だまりの唄 3
『あたしはナルの子供じゃなくて谷山麻衣だから、たとえフリでも抱きつくなんてできない』
そう言う意味合いで叫んだつもりだった。
だがいかに優秀なデイヴィス博士と言えども言葉にしなかった部分を理解できるわけはなく、しかも目の前にいるのは彼の娘ではなく麻衣だと知らない以上、失言以外のなにものでもない。
微妙な空気がその場に流れ、そこでようやく麻衣は言葉が不足していることに気付いた。
慌てて言い繕おうとしたものの、周りを取り巻く雰囲気の変化に開いた口を閉じた。何事かとそっと3人の顔を見回す。
ナルは常の無表情でまどかは困ったように眉を下げ、リンは深々とため息をついた。
否定の言葉はない。
「・・・・・・マジで?」
そんなヘビーな展開なんでしょうか。だとしたら他人の麻衣が聞いていい話ではない。
(ど、どうしよう)
蒼褪めた顔でオロオロとしていると、まどかが慌てて否定の言葉を口にした。
「違うわ。そんな事あるわけないじゃない。あなたは間違いなくナルと」
「まどか」
感情を伺わせない声が、まどかの言葉尻を奪った。
なぜそこで止める。
麻衣は頬を引きつらせ、近づく美貌を見つめた。
「誰に言われた」
「ナルっ!」
リンが諫めるように声を上げたが、ナルはそれを片手で制した。
「誰になにを言われた」
誰にと言われましても・・・。
目の前のひどく真剣な瞳が怖くて、麻衣は一歩後ずさった。
なんだこれは。
なぜこんな修羅場のようなことを、無関係の自分が体験しなければならない。しかも登場人物が知人などたちが悪すぎる。これは夢だ。夢に違いない。うん、微妙にナルが偽者チックだし・・・。
無理矢理自分を納得させていると、苛立った声が答えを促した。
「言え」
だからと言って、適当なことは言えないしこの先の話など聞きたくはない。いくらお節介な麻衣でも踏み込んでいいことと悪いことの区別は出来る。
それがたとえ夢であったとしてもだ。
ならばと、麻衣は勢い良く頭を下げた。
「ごめんっ!あたしそんなつもりで言ったんじゃなくて。その・・・あたし麻衣、です」
「は?」
「だから!あたし外見はナルの子供かもしれないけど、中身は谷山麻衣なんだってばっ!!」
怒られ覚悟で一気に叫び、飛んでくるだろう罵詈雑言に身構え体を縮込ませた。
だが反応は予想とは違った。
「・・・・・・・・・・・・なるほど」
たっぷりと間を取ったあと、そう言う事かとナルはあっさりと頷いた。
おや?
麻衣の経験上、ここは怒られるところであって、納得されるところではない。
(ますます偽者チック?)
そう思っていると大きな手がぽんっと頭にのり、そして・・・
「痛い痛い痛い痛いっ!!!」
頭を締め付ける5本の指に悲鳴を上げる。
腕を掴んでも子供の腕力でははずせるわけもなく、ごめんなさいと連呼すると頭を押さえる手は離れていった。
自分の娘にこの仕打ちはないではないか。
ズキズキと痛む頭を押さえ、涙目で睨みつければ、逆に睨み返された。
「なにをやっているんだ、お前は」
「な、なにって」
「本当に麻衣ちゃんなの?」
驚くまどかに、麻衣は無言で頷き肯定する。まどかは頬に手をあて首を傾げると、「幽体離脱かしら」と長身の男を見上げた。リンはただため息を零す。
「なんか、みんな落ち着いてるね」
「今更だからだ」
今更と言われるほど、自分は迷惑をかけているのだろうか。ちょっと自己嫌悪に陥っていると、リンがナルを呼んだ。
「調べますか?」
それに頷きひとつで返す。
リンはすぐさま身を翻すが、2歩も行かないうちに足を止めた。向かいから歩いてきた白衣を着た男性が、親しげにリンを呼んだからだ。
「リン。ちょうどいいところに。オリヴァーに伝言・・・あ、いた」
「なにか?」
ナルが煩わしそうな声と視線を送る。
いきなりその態度はないんじゃないかと思ったが、相手は特に気にした風もなくニコリと笑った。
「親子の団欒邪魔して悪いね。今、君の奥さんから電話があったよ」
「は?」
「だから、デイヴィス夫人から電話」
男は右手で受話器を表し耳にあてる仕草をした。
「少し遅くなりそうだから、先帰っててくれってさ。あ、それで『なんで誰も携帯に出ないのよー!』って怒ってたぞ」
ナルがジャケットのポケットから携帯を取り出す。覗き込んで見ると電源が落ちている。繋がるわけがない。
「それはどれくらい前の話だ」
「つい今しがた。2、3分前かな」
確かに伝えたよ~と手を振って、男はのんびりと廊下を戻っていった。
「ナルの奥さんってここで働いてるの?もしかして職場恋愛とか?」
あのナルがと思うと信じられない。だが子供がいるのだから、(なにかありそうではあるが)きっと夫婦円満なのだろう。そこのところ、ぜひ詳しく聞きたい。
刺激された好奇心を抱えてナルに視線を戻すと、眉間に皺を寄せた不機嫌な顔にぶち当たった。
「誰だって?」
「なにが?」
意味がわからず首を傾げる。
「お前」
「だから麻衣だってば。ナル頭退化した?」
そう言ったなら、「お前と一緒にするな」と額に平手が飛んできた。
だから娘にそれはいいのか。
のけぞった頭の片隅で麻衣は思った。
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陽だまりの唄 3
『あたしはナルの子供じゃなくて谷山麻衣だから、たとえフリでも抱きつくなんてできない』
そう言う意味合いで叫んだつもりだった。
だがいかに優秀なデイヴィス博士と言えども言葉にしなかった部分を理解できるわけはなく、しかも目の前にいるのは彼の娘ではなく麻衣だと知らない以上、失言以外のなにものでもない。
微妙な空気がその場に流れ、そこでようやく麻衣は言葉が不足していることに気付いた。
慌てて言い繕おうとしたものの、周りを取り巻く雰囲気の変化に開いた口を閉じた。何事かとそっと3人の顔を見回す。
ナルは常の無表情でまどかは困ったように眉を下げ、リンは深々とため息をついた。
否定の言葉はない。
「・・・・・・マジで?」
そんなヘビーな展開なんでしょうか。だとしたら他人の麻衣が聞いていい話ではない。
(ど、どうしよう)
蒼褪めた顔でオロオロとしていると、まどかが慌てて否定の言葉を口にした。
「違うわ。そんな事あるわけないじゃない。あなたは間違いなくナルと」
「まどか」
感情を伺わせない声が、まどかの言葉尻を奪った。
なぜそこで止める。
麻衣は頬を引きつらせ、近づく美貌を見つめた。
「誰に言われた」
「ナルっ!」
リンが諫めるように声を上げたが、ナルはそれを片手で制した。
「誰になにを言われた」
誰にと言われましても・・・。
目の前のひどく真剣な瞳が怖くて、麻衣は一歩後ずさった。
なんだこれは。
なぜこんな修羅場のようなことを、無関係の自分が体験しなければならない。しかも登場人物が知人などたちが悪すぎる。これは夢だ。夢に違いない。うん、微妙にナルが偽者チックだし・・・。
無理矢理自分を納得させていると、苛立った声が答えを促した。
「言え」
だからと言って、適当なことは言えないしこの先の話など聞きたくはない。いくらお節介な麻衣でも踏み込んでいいことと悪いことの区別は出来る。
それがたとえ夢であったとしてもだ。
ならばと、麻衣は勢い良く頭を下げた。
「ごめんっ!あたしそんなつもりで言ったんじゃなくて。その・・・あたし麻衣、です」
「は?」
「だから!あたし外見はナルの子供かもしれないけど、中身は谷山麻衣なんだってばっ!!」
怒られ覚悟で一気に叫び、飛んでくるだろう罵詈雑言に身構え体を縮込ませた。
だが反応は予想とは違った。
「・・・・・・・・・・・・なるほど」
たっぷりと間を取ったあと、そう言う事かとナルはあっさりと頷いた。
おや?
麻衣の経験上、ここは怒られるところであって、納得されるところではない。
(ますます偽者チック?)
そう思っていると大きな手がぽんっと頭にのり、そして・・・
「痛い痛い痛い痛いっ!!!」
頭を締め付ける5本の指に悲鳴を上げる。
腕を掴んでも子供の腕力でははずせるわけもなく、ごめんなさいと連呼すると頭を押さえる手は離れていった。
自分の娘にこの仕打ちはないではないか。
ズキズキと痛む頭を押さえ、涙目で睨みつければ、逆に睨み返された。
「なにをやっているんだ、お前は」
「な、なにって」
「本当に麻衣ちゃんなの?」
驚くまどかに、麻衣は無言で頷き肯定する。まどかは頬に手をあて首を傾げると、「幽体離脱かしら」と長身の男を見上げた。リンはただため息を零す。
「なんか、みんな落ち着いてるね」
「今更だからだ」
今更と言われるほど、自分は迷惑をかけているのだろうか。ちょっと自己嫌悪に陥っていると、リンがナルを呼んだ。
「調べますか?」
それに頷きひとつで返す。
リンはすぐさま身を翻すが、2歩も行かないうちに足を止めた。向かいから歩いてきた白衣を着た男性が、親しげにリンを呼んだからだ。
「リン。ちょうどいいところに。オリヴァーに伝言・・・あ、いた」
「なにか?」
ナルが煩わしそうな声と視線を送る。
いきなりその態度はないんじゃないかと思ったが、相手は特に気にした風もなくニコリと笑った。
「親子の団欒邪魔して悪いね。今、君の奥さんから電話があったよ」
「は?」
「だから、デイヴィス夫人から電話」
男は右手で受話器を表し耳にあてる仕草をした。
「少し遅くなりそうだから、先帰っててくれってさ。あ、それで『なんで誰も携帯に出ないのよー!』って怒ってたぞ」
ナルがジャケットのポケットから携帯を取り出す。覗き込んで見ると電源が落ちている。繋がるわけがない。
「それはどれくらい前の話だ」
「つい今しがた。2、3分前かな」
確かに伝えたよ~と手を振って、男はのんびりと廊下を戻っていった。
「ナルの奥さんってここで働いてるの?もしかして職場恋愛とか?」
あのナルがと思うと信じられない。だが子供がいるのだから、(なにかありそうではあるが)きっと夫婦円満なのだろう。そこのところ、ぜひ詳しく聞きたい。
刺激された好奇心を抱えてナルに視線を戻すと、眉間に皺を寄せた不機嫌な顔にぶち当たった。
「誰だって?」
「なにが?」
意味がわからず首を傾げる。
「お前」
「だから麻衣だってば。ナル頭退化した?」
そう言ったなら、「お前と一緒にするな」と額に平手が飛んできた。
だから娘にそれはいいのか。
のけぞった頭の片隅で麻衣は思った。
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この記事へのコメント
麻衣さん、可愛いです~!っていうか、「デイヴィス夫人」の位置にいるのは自分かも、なんて発想は無いのですね!しかし博士、子供相手に大人気ない・・・というかもちっと優しく・・・いつもこんなんだったら怖いなぁ・・・。次回楽しみにしております~!
しんたろー様へ
コメントありがとうございます。
女子高生ですからね。恋話には興味津々。しかも相手がナルなら麻衣でなくとも気になってしまう・・・かな?
ナルが大人気ないのは麻衣仕様と考えてください。
きっとお子様には、ほんのちょっとだけ優しいはずです(希望)
4話目、できるだけ早めにUPできるよう頑張ります。
女子高生ですからね。恋話には興味津々。しかも相手がナルなら麻衣でなくとも気になってしまう・・・かな?
ナルが大人気ないのは麻衣仕様と考えてください。
きっとお子様には、ほんのちょっとだけ優しいはずです(希望)
4話目、できるだけ早めにUPできるよう頑張ります。
2008/06/03(火) 22:32 | 瑞貴
陽って…なんだろう…?
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