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うふふふふ。
テレビで見たときからずっと気になっていたポメラを、ついに購入。
色はパールホワイト~。
パソコン持ってるからいいかなと思ってたんだけど、
パソコンだとネットに繋がっているから、誘惑多すぎてお話進まない。
手書きだと量が進まない。
んで、ポメラだと一気に進む・・・かも。
不便な点も確かにあるけど、私的には問題なし。
あーでも保存がボタンひとつで出来たら、もっと良かったなぁ。
でもキーは打ちやすいし、持ち運びも便利。
旅行のお供におひとつって感じです。
それで早速、この間消したSSを書き直し。
どうしてこうなったのか、ナル視点でのこの話とか、いろいろ考えてたら全5話に。
うきうきしながら書いてたんですけど、もうこの1話だけで良いかと思って、残り4話は消去。
だって最初に思いついたのは、この1話の情景だけだったんだもん。
余計な物はいらないよ。
ちなみに題名はなし。
タイトルを考えるのって、ホント苦手なんです。
これは何の冗談でしょうか。
それとも、ドッキリ?
頬をつねってみて、その痛みに夢じゃないことを知った。
きょときょととあたりを見回しても、室内に何ら変わったところはない。しん、と静まり返った薄暗い寝室があるだけである。
麻衣は、ちらりと「それ」を見てから天井を仰いだ。
現実と思うには、いささかあり得ない状況だ。
なぜこんなことになっているのか。いくら考えても、思い当たるものがない。
再び傍らで眠る人の顔を、今度はじっくりとのぞき込む。
これは夢か幻で、見つめていたら消えるかもしれない。そう思ったのだが、あいにく1分経とうが、2分経とうが彼はそこに存在し続けた。
指先でそっと白い頬に触れてみた。確かな感触と熱に麻衣はうなだれた。
(なぜ?)
もうその言葉しかでない。
彼と自分は、単なる上司と部下。今までも、そしてこれからもずっと続く関係。そう思っていた。
なのに、なぜ?
麻衣は、そっと胸に手をあてた。
確かに彼に隠し続けている複雑な感情を、この中に抱いている。彼を望み、拒む相反する心。けれどそれは一方通行のもので、叶ってはいけない思い。
なのにこれは、どういうことだろう。
目が覚めたら上司のナルとベッドで寝ていて、互いの距離は20センチもない。そして人生初の腕枕だ。そして下着姿で、と言う信じられない注釈つき。
決して片方の想いだけでは成り立たない状況が、目の前に広がっていた。いろんな意味で頭が痛い。
(あたしから無理矢理迫った・・・とか?)
よくあるシチュエーションを上げるとすれば、酔った勢い。
けれど麻衣は未成年で、舐める程度はあっても記憶を飛ばすほど飲んだことはない。昨夜の記憶が正しければ、飲んだのはアッサムのミルクティ、それだけだ。
麻衣は頭を抱えた。これでは説明がつかない。
百歩譲って、麻衣が仕掛けたとしよう。
だが、彼が雰囲気に流されるなんてことがあるだろうか?いや、絶対にありえない。そんな人物なら、日常のケンカは半分以下になっているはずだ。そして麻衣が知る彼は、他人から何かを強要されることを良しとはしない人。この状況を黙って受け入れるはずがない。ならば彼からなのかと考え、麻衣は撃沈した。それこそ本当にありえない。
麻衣は頭をかきむしった。
「あー、もうっ。何なのいったい。わけわかんない」
「それはお前がバカだからだろう」
独り言に返答がくるとは思っていなかった麻衣は、ぎょっとして傍らに目を向た。静かで深い瞳とぶつかる。そこに寝ぼけの色は欠片も見つけられなかった。
いつから見ていたのだろう。というか、いつから起きてたのか。頬に触れたとき、寝ていたと思っていたのに。
麻衣の頬が見る見る赤く染まる。
「い、いいいいつからっ!?」
「さぁ」
ナルはゆっくりと上半身を起こした。立てた片膝に腕をつき、頬杖をついてこちらを見る。
とぼけた返答だが、口元にうっすらと笑みを浮かべてる姿は、どうみても言葉を裏切っている。
「さあって・・・ってか、なんでこんな」
「わからない?」
「だ、だってあたし、昨日はリビングのソファで寝たんだよ。なのに起きたらベッドって、どういうことかなぁぁぁ!?」
「なぜ今更驚く」
「ッ!」
麻衣は、言葉に詰まらせた。
そう。こうやって朝起きると違う場所にいたことは、今日が初めてではない。ナルの部屋に泊まるようになってから繰り返されていることで、今更と言えば今更である。
「だ、だって・・・」
大きな枕を引き寄せ、ぎゅっと抱きしめる。そこに顔を半分うずめながら、もごもごと呟いた。
初めてベッドで目覚めたとき、ナルはすでにオフィスに出かけた後だった。問いただそうと後を追ったが、所長室にこもっていた彼は何もなかったようにいつも通りだった。それは、ひとりあたふたとしていた自分がひどくバカに思えるほど。その後も同じことが繰り返されたが、一度タイミングを逃してしまったせいか、改めて聞くのもなんだか恥ずかしく、うやむやのまま今に至る。
決して何も思わず受け入れていたのではない。
「邪魔だったから」
「・・・はい?」
毎回、麻衣がこの部屋に泊まるたびにソファを取られて邪魔だった。だから寝室に運んだ。
唐突に告げられた、ずっと聞きたかった理由は納得できそうでできないもので、麻衣はぽかんと口を開けた。
だが、呆けたのは一瞬のこと。
「邪魔だとぉ~」
聞き捨てならない言葉に、うなり声を上げた。
麻衣がナルの家に来ていたのは、遊びでと言うわけではない。天上天下唯我独尊の上司と、彼の保護者代理からの依頼だ。れっきとした仕事である。
炊事洗濯掃除。ときに仕事の補佐、ときに奴隷のごとく甲斐甲斐しく世話してきた部下に対して、邪魔だとぬかすのか、この男は。
麻衣は、にぃっこりと笑みを浮かべたあと、うがーっと腕を振り上げた。
「じゃあ、これは嫌がらせか!?」
「これ?」
「ナルがここで寝てること!」
眉をつり上げ、びしりとベッドを指さす。
麻衣がこの部屋に泊まったとき、ナルは必ず書斎で寝ていた。もしかしたら麻衣が気付いてなかっただけかもしれないが、それでも彼がここにいたと言う痕跡は、今の今まで残されていなかったのだ。それが今日になってこれである。いい加減気付けと言う意味合いであるなら納得だ。
「正真正銘のバカだな」
「なにおうっ!!」
深々とつかれたため息に、麻衣の怒りのボルテージが跳ね上がった。
抱きしめていた枕を、彼の顔に向けて力一杯投げつけ・・・。
「止めんなっ、ばかぁぁぁっ!!」
枕が手から離れる前に、あっさりと腕を捕まれ武器を奪われる。
「麻衣」
「なに!?」
「見えてるがいいのか」
「へ・・・っ、ぅにゃーっっ!!」
彼の視線を追って目線を下げた麻衣は、それに気づいて悲鳴を上げた。慌てて上掛けを引き寄せ、身体に巻き付ける。あまりの羞恥に、麻衣の瞳にじわりと涙がにじんだ。
(うううう、逃げたいぃぃ)
身を堅くして俯いていると、長い指が麻衣の顎を捕らえて上向かせる。
「本当にわからない?」
「い、嫌がらせじゃない・・・の?」
「そういう方法もあったな」
しまった。余計なことを言ってしまった。
「ここは僕の部屋だが」
「つまり、どこに居ようとナルの勝手?」
そう。わかってるじゃないかと、ナルは笑う。
「おめでとう。猿人類に昇格」
「猿人類・・・」
猿より進化したけれど、人間にはまだ遠い。
いや、そんなことよりも。
「そんな簡単な答えなの」
力なく呟き、がくりと項垂れた。
さっきまでの苦悩はなんだったのか。
「真実とは得てしてそういうもの・・・いや、もっと簡単かな」
そう言って、麻衣の顎を捕らえていた指先が頬を滑る。くすぐったさに身を引きかけるが、サイドの髪を一房取られ阻止された。指を絡めてはほどき、軽く引っ張る。繰り返される指の動きを視界の隅に収めながら、麻衣はもうひとつ聞かなければならないことを思い出した。
言葉にすること事態、とてつもなく恥ずかしい。ぐぬぬと唸り声を上げたあと、小さく呟いた。
「あ、あたし自分で脱いだ?」
「そういう趣味があるのか?」
麻衣は、思いっきり首を横に振った。そんなものあるわけがない。素面でそんなことをしていたら、単なる変態さんだ。
「ってことは・・・」
「僕が脱がせた」
「・・・・・・・・・・・・」
一拍後、うぎゃあと色気の欠片もない悲鳴が上がった。
わたわたと逃げを打つ小柄な身体を、ナルはあっさりと押さえつける。
「落ち着け」
「落ち着けるかぁ!」
ノーマークの人だったが、実はとんでもない要注意人物だったとは。
潤んだ瞳で睨みつけるが、ナルは楽しそうに目を細めた。その様はまるでネズミをいたぶる猫よう。だが。
「服が皺になったと文句を言ってたのは誰だ」
「へ?」
「服を着せたまま寝かせれば文句を言い、脱がせても文句を言う。わがままな奴だな」
ナルにわがままと言われるようでは、人間失格である。
「何か言いたそうですね、谷山さん」
口に出してはいないが、表情にはしっかりと出ていたようだ。ナルの手が麻衣の両頬をつまんで引っ張った。限界まで引っ張られた頬から指が離れ、麻衣は鈍い痛みを訴える頬を両手で包んだ。
「言いたいことがあるなら、はっきりどうぞ」
「ナルがそう言う人だと思わなかった!」
「それは下着も脱がせろと言う意味か」
ブラの紐を引っ張られ、麻衣は声なき悲鳴を上げてピキリと固まった。
そんな麻衣を面白そうに見つめながら、ナルは手を滑らせる。
細い肩を撫で、右の二の腕を二度ほど往復し、首を一撫でして頬を包み込んだ。ナルの笑みがいっそう深まる。
「な、ナル・・・エロいよ」
「それは失礼」
ちっとも悪びれた様子がない口調に、麻衣は眉を顰めた。
本当にこの男は何を考えているのか。これはどこからどう見てもセクハラだ。かと言って、こんな恥ずかしいこと、誰に訴えればいいものか。
いやいや、それよりもどうやってここから逃れるかの方が重要だ。
「ナル。あたしが全部悪いってことは、良くわかったから」
だから手を離して、そう言おうとしたけれど。
頬を撫でていた手が首の後ろに回り、麻衣の身体はナルに引き寄せられる。ふわりと鼻腔を掠めた清涼な香りにどきりとした。そして耳元に「麻衣」と声が吹き込まれた。
「言葉はいくらでも偽れると言うことを、忘れるな」
ぺろりと耳を舐められて、今度こそ麻衣は絶叫を上げた。
「それは行動こそが真実って事?」
「さぁ」
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お話ちょっと詰まっちゃったので、再度書き直し書き直し。
やっぱり自転車操業は、いかんですよ。
最後まできっちり書いてからUPするんだったと、後悔しております・・・。
せっかく考えたお話なので、もうちょいうねうねと考ますです。

