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大変遅くなりましたが、拍手ありがとうございます。
>7/23 22時07分の方
初めまして。拍手ありがとうございました。すごく嬉しかったです。
頑張っていろいろ書いていきたいと思いますので、よろしければまた遊びに来てください。
褒められると木に登るタイプだとつくづく実感しました。
そしてその結果は続きをどうぞ。
渋谷・道玄坂
学校帰りに友人と寄ったドラッグストア。
目的地へとまっすぐ進む友人と別れて見て回った店内で、偶然目にした口紅。
パールピンクのシンプルでかわいい外見、手になじむ中指ほどの長さのステックタイプのそれは、麻衣でも知っている某有名化粧品会社の新商品だった。
色は六色。どれもきれいな発色で艶と輝きを売りにしている。
その中で一際目を引いた色は、一瞬松崎綾子を彷彿させた。
大学入学祝いに綾子からプレゼントされた口紅は、オールマイティのベージュ色だった。その後原真砂子とおそろいで買ったのは、ほんのり色づくパールピンク。はっきりと色づくものを麻衣は持っていなかった。
慣れない化粧に気恥ずかしいというのもあったが、この色を好んでつけている人物のイメージから大人でなければ似合わないと思い込んでいた。今もその考えにかわりない。
だが、今麻衣が手にしている口紅はローズレッド。華やかなレッドとは違い落ち着いた深みある色である。
見た目と実際に色をのせた時の感じは違うもの。
女は度胸だ(!?)と、試しにつけるべく設置されていた鏡を覗き込むと、そこに映ったのは麻衣ひとりではなかった。
「た、高野君!?・・・いつから居たの」
「谷山がその口紅手に取ったときから」
ばくばくと早鐘を打つ胸を押さえながら背後にいた大学の友人高野祐一に問えば、彼は麻衣の持つ口紅を指差し笑って言った。
声かけてくれればいいじゃないかと恨みがましくにらむと、
「あまりに真剣に悩んでるから、声かけたら悪い気がしてさ。」
「・・・・・・・」
でも結構近くにいたんだけど、と高野は呟き苦笑した。
そう言われてしまえば、麻衣に返す言葉はない。この場合、完全に自分の世界に入り込んでいた麻衣が悪いのだ。
誤魔化すように、へらりと笑い麻衣は話題を変えた。
「えーっと、高野君はどうしてここに?」
「サークルの買出し。湿布とか絆創膏とか結構使うから、その補充。」
「何のサークル入ってるの?」
「合気道」
意外な答えに麻衣は目を瞬いた。
てっきりサッカーや野球と言った答えが返ってくると思っていた。
麻衣の反応に高野は笑った。
「合気道、知ってる?」
「名前くらいは・・・柔道みたいなもの?」
「んー、近いかな。護身術とかでけっこう聞かない?」
「あ、あの黒い袴の!」
サークル紹介で、黒い袴をつけた小柄な女性が男性を軽々といなし、床に押さえ込んでいたのを思い出す。
あの時、かっこいいと思わず拍手してしまったものだ。
「男は段を取らないと袴ははけないんだけど、女の子はそれに関係なくはけるんだよ。興味あるなら谷山もどう?」
「あははは。楽しそうだけど、バイトあるから」
「そっか。その気になったら来てよ。うちはいつでも大歓迎だからさ。」
「ありがとう」
「で、つけないの?それ」
「・・・・・・・」
いまだ麻衣の手の中にある口紅を高野は指差した。
「つけてみろよ。似合うと思うな」
さらりと告げられた言葉に、麻衣は頬に熱がのぼるのを感じた。
初めて聞いた言葉ではない。滝川たちSPR男性人(ナルを除く)たちに言われたことはある。だがやはり身内と化した男性と同級生に言われるのとでは気持ち的に全然違う。
恥ずかしくてあーとかうーとか、意味不明な言葉を漏らしながら、麻衣は手の中の口紅に視線を落とした。
大人色の口紅
―――似合うだろうか
―――ナルは何て言うだろうか
麻衣はそっとキャップを取り、半分ほどの長さの口紅を唇にのせた。
「へー、麻衣似合うね、その色」
ひょこりと鏡の中に少女がひとり映りこんだ。
木下晴子――麻衣とともにここに来た大学の友人である。
「ハルちゃん」
「派手すぎず地味すぎず。レッドより落ち着いた感じでいいね。麻衣の白い肌に良く映えてる。」
「ねぇ、高野」と晴子が傍らでぼんやりと麻衣を見つめる少年の背を思いっきりたたく。
我に返った高野は慌ててそれに頷いた。
「うん。すごく似合ってるよ、谷山」
「そ、かな」
照れてはにかんだ笑みを浮かべる麻衣に、高野の顔が赤らんだ。
「買うの?」
「どうしよう」
色は気に入ったが、値段が気に入らない。口紅としては通常価格なのだろうが、麻衣にしてみれば贅沢な値段に思えた。
「なら高野に買ってもらえば。ねぇ?」
「俺は別にいいけど・・・」
「えぇ!?ダメだよ、そんな」
力いっぱい首を横に振る麻衣に、晴子は苦笑した。
口紅ひとつで外見は大人っぽくなったというのに、その行動はまだまだお子様だ。
やはり麻衣だと、ある意味失礼なことを呟きながら、晴子はもう一度「似合うよ」と麻衣に告げた。
だが―――
「合わないな」
感情の篭らない、だが耳に心地良いテノールの声が3人の耳に届いた。
声のした方を振り向いた高野と晴子は、その声の主の姿にあんぐりと口を開けた。
ただひとり麻衣だけは驚きの声を上げた。
「ナル!?」
全身を漆黒に包んだ美貌の青年は、麻衣の傍らに立つとその顎に手をかけ上向かせた。
麻衣の顔が真っ赤に染まる。それを見ていたナルの眉間に皺が寄った。
「似合わない」
再びはっきりと紡がれた言葉に、麻衣の表情が凍り、次いで怒りの表情が浮かんだ。
ナルの口から「似合う」などという台詞を聞けるとは思っていないかった。だがこの答えはひどいのではなかろうか。もっと他にいいようがあるだろう。
掴まれていた手を振りほどき、麻衣はキッ、とナルをにらみあげる。
「いきなき現れてそれ!?」
「正直に言っただけだが」
「正直!?どの口がそれを言うわけ!」
「口はひとつだろう」
「そうでなく!!」
「いつも感想を聞かせろとうるさいのはどこのどなたでしたっけ?」
「ここのあたし。じゃなくて、あんたにはデリカシーってものがないのか!?」
「求める相手を間違っているとは思わないか」
「・・・自分で言うな」
ご尤もな発言に麻衣は唇をかみ締めて唸った。
「とにかく、麻衣には合わない」
「えぇ、そうでしょうとも。どうせあたしにこんな大人っぽい色似合わないわよ!」
「別にそうは言っていない」
「じゃあ何」
「・・・・・・」
口を閉ざしただ見つめてくる青年から視線をはずし、麻衣は背を向けた。
ナルの無表情を見ているとふつふつと怒りが込み上げてくる。だが視線をはずすとナルにそう言われる自分の容姿がひどく悲しくなった。
浮かびそうになる涙を唇を引き結ぶことでこらえ、陳列棚に置いてあるコットンを取り上げると乱暴に唇を拭った。何か薬品が染み込んでいたのか、するりと口紅は落ちた。
だが麻衣はぴりりと痛みが走るのもかまわずこすり続けた。
背後から伸びてきた大きく白い手が麻衣の右手首を捕らえ、静止の声がかけられる。
深呼吸を2回。
再びナルに向き合うと、自他共に認める美貌をにらみあげた。
「これで文句ないでしょう!」
そう言ったら、ナルからは呆れた溜息が返ってきた。
「そうじゃない」
意味が解らず訝しげにナルを見つめると、ナルの左手が麻衣の顎を捕らえた。
視界のすみにもう片方のナルの手と、パールピンク。そして唇に当てられた硬い感触。
それは唇をの輪郭を、そして全体をたどる。
ナルが何をしているかなど考えるまでもなく一目瞭然で。
理解した瞬間、一気に顔に熱があがる。火が吹くのではないかと思うほど熱い。きっと茹蛸のように赤くなっているだろう。
思いのほかしっかりと捕らえられている為顔を背けることができず、麻衣は心の内で悲鳴を上げた。
程なくしてナルの手が離れていく。
麻衣の真っ赤な顔を見て、ナルはわずかに唇の端を持ち上げた。
そして、
「買うなら『これ』」
ナルは手に持った口紅を麻衣の手の中に落とすと、用は済んだとばかりにくるりと背を向けて歩き出した。
その際高野へ一瞥を投げかけることを忘れない。
それを見た高野は顔を青ざめさせたが、腰が抜けたように床にへたり込んだ麻衣はそれを知らない。
ただ麻衣は、手の中に残された口紅を大事そうに握りこんだ。
後日、この店である口紅のある一色がバカ売れしたとかしないとか。
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あぁぁ、話がまとまらない。
何とか前編だけでもUPしたいんですけど・・・。ぐるぐる考えてまとまらないので、拍手設置してSS書いてみました。
小説UPじゃなくて申し訳ないです。
内容はありきたりです。
もうちょっと短くスパッと簡潔なお話にしたかったんですけどなぁ。
もっと頑張らねばなりません。
今年初めての蝉の声に、改めて夏なのだと実感しました。
本日渋谷道玄坂に行ってきましたv
その後、表参道へ行こうと歩いていたら、何故か標識に道玄坂の文字が…。しかも現在位置が神泉町。あきらかにおかしいと地図を見れば、思いっきり正反対。途中まで道はあっていたはずなのに…結界ですか!?摩訶不思議渋谷の街。
結局、表参道諦めました。土地勘ない者は、素直に電車を使えってことですよね。
8月にまた東京行く時リベンジしようかな。
本日新潟で大きな地震があったとか。台風後で地盤がゆるんでいるのに、大丈夫なのでしょうか?心配です。
日付がかわる前に帰って来れました。
つ、疲れた・・・。
なので本日は寝ます。
カウンターが回っているのを見て、幸せ感じてます。
来て下さっている皆様、ありがとうございます。
これは急いでお話upをしなければと思っていたのですが、ごめんなさい、これから東京へ行ってきます。
明日の夜帰ってきますので、upは16日~18日予定です。
お暇な時にまたいらして頂ければ、うれしいです。
では、行って来ま~すv

